About

「芸術が奏でる感性の波長が、一つの音のように人々の心に響き、新たな文化の波を生み出す」というコンセプトを掲げ、大阪を拠点にアジアと世界を繋ぐ文化交流の拠点を目指し、ICHION CONTEMPORARY は2023 年、大阪の東梅田の地で始動しました。
当ギャラリーは、日本、特に大阪・関西の前衛芸術を築き上げたアーティストたちに注目し、その革新性と文化的価値にスポットライトを当てることで、世界的な評価をさらに向上させることを目指しています。戦後のアメリカでの抽象表現主義、フランスでのアンフォルメル運動に続くように日本では、具体派やモノ派といった東アジアでは革新的な美術運動が巻き起こりました。中でも具体美術は、伝統的な美術の枠組みに捉われず、「純粋なる創造」を追求した先鋭的な表現運動として際立ちました。その革新性は、戦後日本の美術の方向性を大きく変えるだけでなく、東アジア全体のモダンアートに大きな足跡を残しました。その独創的な精神は、現代社会においても新たな価値を創造する可能性を秘めており、過去と未来を結ぶ架け橋として重要な役割を果たしています。我々ICHION CONTEMPORARY は大阪・関西という地で生まれ育った前衛芸術の精神を未来に繋ぐことは使命であると同時に次世代への責任であると考えています。
また、海外のギャラリーや美術館とのネットワークを活かし、日本と世界とを結くアート交流の架け橋としての役割も果たしています。展覧会やアートフェアを通じて地域文化の魅力を広く発信し、アートが持つ可能性をさらに拡大することで、大阪を起点とした国際的な文化対話を推進していきます。
当ギャラリーは、若手アーティストがその才能を最大限に発揮し、国際的に活躍できる環境を整えていきます。大阪・関西という地域が持つ豊かな歴史と文化の力を最大限に引き出し、芸術がもたらす社会的・経済的な波効果を通じて、次世代へ繋がる文化交流のプラットフォームとして成長していきます。